富山の春と言えば、チューリップ。
富山では1918年からチューリップ球根栽培が始まり、
出荷量が日本一の富山県です。
もちろん、お隣の砺波市が有名ですよね。
(今年は、70周年記念の砺波チューリップフェアが開催されます!)
でも、実は、、
南砺市内でもチューリップ栽培が盛んに行われている地域があります。
かくいう私も、実家のそばは「一面チューリップ畑」という場所で生まれ育ちました。
毎年毎年、綺麗なチューリップ畑を見て育った私は、子どもの頃
どうして多くの人が、わざわざ「となみチューリップフェア」にいくのだろう?
と素朴な疑問をもってました。(笑)
また、この辺りのチューリップは、
観賞用のお花としてではなく、球根を出荷するためにチューリップを育てておられるため
花が咲くと頃になると、開くとほぼ同時期に花びらが摘み取られます。
チューリップの花が色づき始めると見逃せません。
昨日は花がついていたのに、今日はお花がなくなっている!
ということも珍しくありません。
子どもの頃はそれがショックで、
学校の行き帰りは毎日、自分の目に焼き付けていました。(笑)
今回は南砺市福野地域 年代地区を撮影しました。
(ちょっと町中を抜けて田んぼに入ると一面のチューリップ畑が広がっています)
まさに今がちょうど見ごろというところでしょうか。
この写真の中の奥の方には 作業されている方々が写ってますね。
花びらだけ、ちぎっています。(効率よく作業するためですよ)
子どもの頃は、「花びらだけ捨てるなんて、もったいない!!」と思っていましたが
球根の中の栄養は、花を咲かせるために使われるので、
花がついたらすぐに花びらを落とさないと、球根の栄養価が下がることで球根自体の価値が下がります。
切り花としてでなく、土の中の球根が商品なのですから、仕方のないことです。
皆さんも、ぜひお散歩がてら見に来てくださいね。